2018暮れ 台北にて 1日目
今回はひとりということもあり、久しぶりに日記を書いてみることにする。
1日目
以前はけっこうチェックイン時刻ギリギリで搭乗手続きに駆け込むことも多かったのだが、今回はプライオリティパスもあることだしと思い、早めに搭乗手続きを済ませて、まずはKALラウンジに入ってビールをもらってから向かいにある広いカードラウンジに移動し、ゆっくりしようとおもっていたが、KALラウンジの受付で「今日はエアラインの方で満員になりそうなのでプライオリティパスのお客はお断りと言われ、仕方なくカードラウンジに行く。お客ゼロだったのに。プライオリティパス、使えねー。
ここもほぼ満席らしく、家族づれの人などは、固まって席が取れないかもなどと言われていたが、運良くソファの1人席を見つけ座る。コーヒーを注いで、事前に買って持ち込んだピタパンサンドをこっそり食べる。
コーヒーのあと、紅茶、野菜ジュースも飲む。
久しぶりの野菜ジュース、おいしい…
台北到着。桃園空港を出て、MRTで台北駅方面に行くつもりがうっかり反対方向行きに乗ってしまった。
ああ、またやっちまった…と思いつつ窓の外を見たら、美しい郊外の風景が広がっていて、ちょっと得した気分になった。
いろんな色味の緑でびっしり覆われたおおらかな大地が延々と広がり、おお!という感じ。
こういう時、家族と一緒なんかだとちゃんとアテンドできていない申し訳なさで焦るんだけど、今日は1人だし、全くノープランなのでよしとする。
それにしても全く止まらない電車だった。
いくつかの駅を過ぎるうちに沿線の建物を見ると、外壁に青埔市と書いてある。
ネットで調べたら高雄のあたりらしい。
結局次の桃園駅でやっと停車したので下車し、そのまま反対方向のホームの電車に乗って台北駅方面に向かう。
だいぶお腹が空いている状態で今回の宿に到着。
今回泊まるゲストハウスの両側には2軒の牛肉麺屋があり、それぞれ黄色と白の看板がでている。
ここのゲストハウスは台北での定宿なので、隣の牛肉麺屋にはよく入るのだけど、片一方はすごく美味しくて、もう片方はボケた感じの微妙な味だったということしか覚えていない。
どっちがどっちか忘れてしまっていたので、えーいと思って黄色い方に入ってみる。
メニューの写真を見て、この店が「じゃない方」であると気づき「そーりー、ソーリー」と言いつつ何も頼まずに出て、今度は白い方に入って牛肉麺を頼み、小皿に盛られたにんにくまみれのきゅうりをガラスケースから持ってきて食べる。
あーおいしい。
甘辛く煮付けたごろっと大きな牛肉のかたまりが乗ったこの麺を食べると、台北に来たなあという気分になる。
福岡にも最近あるけれど、高い上に似ても似つかぬ味。
牛肉麺190TWD
きゅうり25TWD
ゲストハウスに15時過ぎチェックインしたあと、まさかのdtvを見はじめてしまう。
何の気なしにダウンロードリストを開き、何の気なしに「おっさんずラブ」第1話を開いたら、やっぱり身をよじるほどおもしろく、いかんいかんと思いつつ、途中何度かの寝落ちも繰り返しながらそのまま8話までイッキ見してしまった…
何しに台北まで来てるんだか、アタシ。意志の弱さここに極まれり。
そうやってダラダラしているうちになんと23時を過ぎ、さすがに貴重な台北の夜なので近くの西門町に行ってみることにする。
土曜の夜だからなのか、もともと夜中まで賑わう地域だからなのかは不明だが、西門町の目抜き通りは相変わらず人通りの多さでびっくり。
でもさすがに飲食店はすでに閉まっているところがほとんどで、この時間のメインは屋台の出店とタピオカティーなどのジュース屋さん。
屋台で「オニオンパイ」という、直径5センチくらいの焼きまんじゅうを3個買い、歩きながら食べる。
おつゆがあふれるほどのジューシーさは無いものの、ネギとお肉のハーモニーがなかなか良い感じ。
その後横丁の路地でゆでとうもろこしを炙っているの見つけ、これも買って食べる。
こちらは期待を大きく裏切り冷凍スイートコーン並み。
もう十分かなと思ったら、なにやら行列が。
士林夜市のフライドチキン的なものが売っているようで、夜中にもかかわらずちっちゃな理性が欲望に負けてしまいこちらも購入。
10分ほど待って渡されたそれは、片手を大きく広げたくらいの大きさとさらに厚みもあり、揚げたてのアツアツで衣がパリパリ。中のお肉も衣も甘じょっぱい味がついていて、夜中の食べ物としてはまさに背徳の味。
ただし思っていたほど脂はしつこくない。
ゲストハウスまでのみちみち歩きながら食べて帰る。
オニオンパイ3個 30TWD
とうもろこし 90TWD
フライドチキン 70TWD
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