おばちゃんひとり旅ブログ

協調性ゼロの 営業ウーマンが、週末+αで日本とアジアのごくごく限られた場所をしつこく訪問。
ケチケチ旅行の極意を学び、なんでもない風景の中から「なんだコリャ!」とオドロくものを見つける小さな旅の連続を書き綴ってみました。

2015.7 奈良の鹿

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遠慮もクソもなく鹿せんべいを奪いに来る奴ら。


かなり暴力ふるい放題の奴らとみた。


奈良の鹿は、鹿せんべい屋の前に集団でたむろしていて、観光客が鹿せんべいを買うのを待ち構えている。せんべい屋のおばちゃんからせんべいを渡されるや否や取り囲んで、鼻や角で体を押したり、洋服を乱暴に引っ張ったり、手提げ袋に頭を突っ込んで物色したり、多分わざとだろうが、時々洋服の下の肉に咬みついたりして半暴力的に鹿せんべいをむしり取る。

鹿を人間、鹿せんべいをお金と置き換えてみると、一般的にこういう行為を「カツアゲ」と言うんだと思う。

そして観光客はというと、人がカツアゲされている(せんべいを奪われている)のを見ていながら、どこかに通報するどころかカツアゲ集団をかき分けていって、わざわざATMでお金を下ろし(鹿せんべい屋のおばちゃんからせんべいを買い〕、進んでまた新たなカモになり、キャアキャアはしゃいでお互いに写真を撮りまくる。

人間が相手だったら考えられないことなんだろうけれど、鹿が可愛いから全て許されるんだろう。などなど思いつつ、結局鹿せんべいを4包も買ってしまった。

一方、公園の外周の林の中で静かに休んでいる鹿の群れも見た。

彼らも人間になれてはいるのだろうが、こちらが不用意に音を立てると、ビクッとして一斉に1メートルくらい飛びすさる。

毛並みは結構ボサボサ。

メインどころの参道沿いから離れた林の中にひっそり固まる一群。シャイで遠慮深い感じ。


そして、鹿せんべい屋付近にたむろしている一団は、ビックリするくらい毛並みツヤツヤでいい感じに太っている。

鹿の世界もいろいろあるんだろうな〜と思った。

怖い、怖い。

あ、それとブラタモリでタモリさんが「鹿は鹿せんべいを持った人のところには行くけれど、不思議なことに鹿せんべい屋にはいかないんだよな。」と言っていたのを思い出した。

確かに鹿せんべいは、鹿がちょっと鼻を伸ばしたら届く位置に山積みになっているので、鹿がその気になって集団で鹿せんべい屋を襲えば、相手はおばちゃんひとりなので簡単に大量の鹿せんべいが奪えると思うのだけど、敢えてそれをしないのはなぜ?と思って、アホみたいだけど鹿せんべい屋のおばちゃんに聞いてみた。

そしたらひとこと。

「怒るから。」

おばちゃん恐るべし。

2015.7 興福寺に行って阿修羅像に再会。

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興福寺 五重塔。今こうやって写真で見てもホント美しい。



興福寺に行って阿修羅像に再会してきた。


前回は数年前の九州国立博物館での特別展。

今回はお膝元での感動の再会。

興福寺と阿修羅像の安置されている宝物殿は別料金になっていて、両方見る人はセットでちょっとお安くしときますぇ〜という料金設定になっている。


阿修羅像は普段見ることができなくて、特別なご開帳のときだけのものかと思っていた。

それでもいいから興福寺!と思っていったら会えたので倍嬉しい。

お顔や体にほんのり赤みがさしていて、体の線は曲線的なのに、肩から腕のラインなどは華奢でホント美しい。


高校時代日本史が好きで、尊敬する日本史の先生がこの阿修羅像の説明をする時に「皆さんもこの阿修羅像くらい真剣な顔で勉強に取り組んでもらいたいものです。」と言われていたのがしみじみ思い出される。

授業と、受験用の補習と、あと、この先生は、親不孝通りのどん詰まりにあった今は無き水城学園の講師としても日本史を教えてあったので、そこまで追っかけていって授業を受けていた私は都合3回このジョークを聞いたんだった。


御本尊や、一緒に祀られている仏様方も、お久しぶりの方もいらっしゃれば、お初にお目にかかる 方も。

高校時代からの念願が叶い、感無量。

最終日だったので、帰りの時間を気にしながらの参詣となり、少し残念。

2015.7 人生初の奈良③

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聖林寺。拝観料を払おうと、山門そばの事務所のところでお寺の人を呼べども呼べども誰も来る気配なし。

タダで見るのはバチが当たりそうだし‥と思い、ぐるっと裏手の住居部分まで回ってお寺の方を探す。


ブラタモリで言っていたのとまさに同じ「街中のさりげない段差」を近鉄奈良駅からJR奈良駅に向かう途中、バスの中からたくさん発見。

へーっていう感じ。

とにかく奈良は奥深い。

近いうちにまたジェットスターの激安チケットが手に入ったら来なくてはならないと固く誓った。

古墳や、誰も注目していないけれど由緒あるよなーというようなお寺がぎゅーぎゅーひしめいている奈良。

侮れない。