おばちゃんひとり旅ブログ

協調性ゼロの 営業ウーマンが、週末+αで日本とアジアのごくごく限られた場所をしつこく訪問。
ケチケチ旅行の極意を学び、なんでもない風景の中から「なんだコリャ!」とオドロくものを見つける小さな旅の連続を書き綴ってみました。

2015.7 人生初の奈良④

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先週まで2週連続のブラタモリ奈良特集を見て、ついつい街中のメジャーどころをひと通り見ようと計画していたが、朝起きてゲストハウスのお兄さんと話していたら、「お寺が好きなら、ちょっと郊外に足を延ばしてみたら、桜井や橿原の方にもいいお寺がたくさんありますよ」と教えてもらったので、予定を変更して朝からちょっと遠出してみることにした。


そう言えば今回関西に行くにあたり、まずは京都と思ったのだけど、結局、超メジャーな京都よりも奈良にしようと思ったのは、高校生の頃から行ってみたかった興福寺があるのに加えて、建物や道に古代の佇まいがそのまま残っていそうだからだったと思い出した。

人も京都よりも少なそうだし。

そして事前に色々調べていて驚いたのは、奈良は日本で一番宿泊施設が少ない県らしいこと。

メジャーな京都とセットになってしまうため、奈良は観光で立ち寄るだけの場所になっているらしい。

「だから、夜食事ができるようなところもすごく少ないです。」と、ゲストハウスのお兄さん談。

よって、初日の夕ごはんは駅ナカのスーパーでいろいろ買い込んで、キッチンで簡単に料理して、涼しい共有スペースで食べることにした。

半額で出ていた大ぶりの海老は半分をお刺身、残りはお酒を振りかけてさっとレンジでボイル。

枝豆は洗ってこちらもレンジでボイル。

寄せ豆腐はそのまま一緒についていた鰹だしをかけて。

芋焼酎もちょっと。

充分満足の夕ごはん。


となりの大きいテーブルには、30代くらいの外国人のご夫婦と小学生くらいの2人の男の子が、こちらもスーパーで買い込んできたふうの夕ごはん中。

会話はどうもフランス語。

男の子たちは私と目が会うたびニッと微笑む。


夕ご飯 何てことないけど ご馳走。





奈良と言えば「茶粥」という思い込みがあり、お兄さんに「この辺で茶粥が食べられるところはありますか?」と聞いたところ、ホテルの朝食に出るくらいでしょうか?とのこと。

お兄さんは実は奈良の人ではなく、茶粥も食べたことが無いらしい。

そこでネットでいろいろ調べた結果、ホテルの朝食バイキングにはほぼ定番でついているらしいとわかった。

ホテルといえば、ゲストハウスから徒歩1分のところにホテル日航奈良がある。

泊まるなんて夢にも思わないようなお高いところだけれど、念のために朝食バイキングを調べてみたら、案外評判がいい。茶粥ももちろんあるが、何より奈良の地元野菜をメニューにふんだんに取り入れてあるほか、柿の葉寿司や、興福寺直伝の粕汁など、奈良ならでは(!)のメニューもたくさんあるらしい。


そうだろうな、だって1,800円もするんだから。

朝ごはんに1800円なんて考えられないと1度は思ったが、でも、夕ごはんだったらそのくらい出すこともあるよなと思い直し、今日の夕ごはんもいろいろ買い込んでゲストハウスで食べるんだったら、 朝ごはんに少々贅沢してもいいんでないか…。

と、自分に甘々の結論を下し、早速行ってみた。


結果、すごく良かった。

奈良ならでは(!)の食べ物が全部ある感じ。もちろん茶粥も。

中でも感動したのは奈良漬の美味しさ。

シャクシャク感が半端ない。そして茶粥と合う合う。

今まで食べていた、あの茶色い漬物はなんだったんだろうと思うくらいのカルチャーショック。

そのほか、柿の葉寿司、豆乳スープ、興福寺直伝の粕汁など、奈良の味覚をいっぺんに味わえた。


そして2日目の夕ごはん。

昨日の半額海老があまりにも美味しかったので、連続買い。

トマトは明日香村で買ってきたもの。

後は厚揚げをネギと一緒にフライパンでさっと焼いてお醤油を回しかけて、ジュッと焦がしたもの、ハマチのおさしみはブロックを半額でゲット。

今日も美味しかったー。焼酎も染み渡ったわ。


気に入ったメニューは、延々毎日食べ続ける癖あり。