おばちゃんひとり旅ブログ

協調性ゼロの 営業ウーマンが、週末+αで日本とアジアのごくごく限られた場所をしつこく訪問。
ケチケチ旅行の極意を学び、なんでもない風景の中から「なんだコリャ!」とオドロくものを見つける小さな旅の連続を書き綴ってみました。

2015年 奈良の冬②

木曜日。いつも通り仕事して、ちょっとだけ残業もしてからそのまま空港へ。

ジェットスターの関空便は機材遅れで50分遅れで福岡空港を出発したが、関空上空まで来たところで延々旋回を始めた。

バードストライクが起きたそうで、滑走路の点検が行われているらしく、さらに20分ほど遅れての着陸となった。こういう時、テレビドラマや映画では、「どうしても遅れられない商談があるんだ!」とか、「母親が危篤なんです!死に目に会えなかったらどうしてくれるんですか!」とか言ってCAさんに詰め寄る人が必ず何人か出て来るのがお約束なのだろうけれど、さすがLCC、そんな人はひとりもおらず、ただただみんな疲れ果てたのか、ぐったり静かに座席についていた。

関空から天王寺のほうにJRで移動したが、時間が遅いのですでに特急はるかは無く、快速を乗り継いで行き、初日は大阪泊。


翌朝、大阪から早朝のうちに奈良に移動。

今日から2泊お世話になる、いつものゲストハウスに荷物を預けて、そのままホテル日航奈良で朝食。


この旅行の中で唯一贅沢する食事が朝ごはん。

ホテルの朝食バイキングなので結構なお値段はするけれど、奈良のおいしいものがこれでもかというくらい味わえるし、もちろん心ゆくまでどれだけでも食べて良いのが嬉しい。これだけいろいろ夜食べるとしたら大変な金額になるだろうが、朝ごはんなので何とか予算内。その分夕ご飯を節約してカバーする予定。

茶粥、奈良漬、柿の葉寿司、飛鳥鍋、奈良の野菜たちを堪能した。


その後は大神神社にお参りして、そのまま三輪山登拝へ。

2回目なので、高くはない山ではあるが、かなり急な山道が続くきつい道のりであることを覚悟して登る。一木一草持ち帰ってはならない、山であったことは決して話してはならないという決まりがある神聖な山。

昼過ぎに下山して、そのまま山野辺の道歩きへ。


全長16キロメールの半分を前回歩いたので、今回は残りの半分を歩く。

崇神天皇陵。

陵の周りのおおきな池。水鳥の楽園となっている。

この辺りは天皇陵が多く、「立入禁止 宮内庁」と書かれた立看板がよく見られる。

きれいなカーブ描く古墳。崇神天皇陵の外側にある。関係者のお墓なのだろうか?


天皇陵や古墳を巡りながら、田舎道をてくてく歩く。道の脇や農家の庭先に思い思いのしつらえで、採れたての野菜や果物などの無人販売所が出ているのをのぞきながら歩くのがとても楽しい。ほとんどが1袋100円だが、時々値段すら無いところもあるのがご愛嬌だ。

今の季節はみかん、ゆず、少し遅めのキウイ、柿、それにほうれん草や里芋、人参なども出ている。

みかん

みかん&柿

みかん

レモン&かぼす&大福餅

夏みかん?たわわに実っている。

レモン&ゆず

みかん

こちらもレモン&ゆず

ゆず&里芋&ぎんなん

ゆず&みかん

みかん&野菜がいろいろ

かりん酒レシピ(横にかりん販売中)

てくてく歩く農村の風景


古い農機具


珍しいところではかりん、稲穂の束、大福餅なども。

いろいろ買って食べながら歩こうと思っていたので、あえて昼食は取らずに来た。



雲の隙間から太陽の光が差す。


ゲストハウスに戻っての夕ごはん。

近くのスーパーで、タイムセールの食材をいろいろ買い込んで、キッチンで料理した。

スンドゥブチゲ、ハマチのお刺身、濁り酒。