おばちゃんひとり旅ブログ

協調性ゼロの 営業ウーマンが、週末+αで日本とアジアのごくごく限られた場所をしつこく訪問。
ケチケチ旅行の極意を学び、なんでもない風景の中から「なんだコリャ!」とオドロくものを見つける小さな旅の連続を書き綴ってみました。

2015年 奈良の冬⑥

美しい姿を見せる興福寺五重塔。


不思議な和洋折衷の教会。


興福寺の敷地内を通って門前町、東向商店街に行ってみる。商店街の中に珍しい和風建築の教会を見つけた。

今日はこれからここで子供たちによるクリスマスコンサートが開かれるらしく、10人くらいの小学生と幼稚園児たちが先生の指導のもと、最後の練習に余念がない。

後ろの方に座って練習風景を見ていたら、わが家の子どもが小学生の時に合唱隊で練習していた様子を思い出して、突然泣けてきた。

子どもは今も元気に宮崎で学生生活を送っているのだが、だいぶ昔の事になってしまった小学生の頃のぷっくり太ったその子が、家ではとんと見せないような真剣な顔で、合唱隊の顧問だった当時の担任の先生の指揮を見ながら、一生懸命に身を乗り出して歌う姿を見て、胸が熱くなったのを思い出したからだろうか?

にぎやかに飾り付けられたイルミネーション。

教会の建物を背に、商店街を見る。


1時間少し後に開かれるコンサートに参加させてもらうことにして、開始までの時間を、東向商店街をぶらぶらして過ごす。



もともと興福寺の境内に建っていたことから、和風建築の教会となっているらしい。


小さいながらもパイプオルガンがある。

この建物は英国国教会の直系で、ローマカトリック教会の流れをくむ プロテスタントの教会だそうだ。

教会併設の幼稚園があり、園児たちの合唱隊は、このコンサートのために結成されたとのこと。


1時間ほどのコンサートは、奈良県ピンクリボン運動の一環で、パイプオルガン演奏で始まった。


教会の内装も和風。

子どもたちが伸びやかに歌う。


活動趣旨の説明のあと、主催者1人の友人でドイツで長くソプラノ歌手として活躍された方によるドイツのクリスマスソング、小学生の合唱隊が歌う「アメージンググレイス」などと続いた。


旅行先で教会に行くのは長崎、長崎、釜山、そして奈良と、今年4回目となった。


ほとんどが偶然の出会いだったが、この出会いに心から感謝。