⑧2015.1.2 絶体絶命!
帰国の日。
台北から上海に向かう飛行機の中で恐ろしいことを発見。
上海でのトランジットが5時間もあるので、一旦入国して上海動物園に行く計画を立てていたのだが、なんとそんなことをしているどころか、上海で降りる空港と乗り換えて日本に向かう空港が違う!
台北 松山空港→上海虹橋空港→上海浦東国際空港→福岡空港
上海虹橋空港で降りてバタバタとインフォメーションセンターに走って行って聞いてみた。
福岡行きの便が出る浦東国際空港は、ここから75キロ離れていてバスで2時間かかる。
しかも2時間おきにしか出ていなくて、本来間に合うバスは1本のみあったが、、飛行機が微妙に遅れたせいですでに発車したばかり。
ど、どうしようと青ざめていると、インフォメーションのものすごくてきぱきしたお姉さんがその場でパパッとバスの運転手さんに電話してくれて、チケットもクレジットカードで決済してくれて、インフォメーションカウンターの奥で20分待つように言ってくれた。
涙が出るくらいありがたかった。
待っている間に、これからの道中、飲み物もなしではきついと思い、水でも買いに行こうと思っていたら、お姉さんが戻ってきて、「どこから来たの?ランチは済ませたの?」と聞いてきて、「台北からの飛行機の中で食べました。」と答えたら、冷たい水のボトルと、クラッカーをにっこり笑って渡してくれた。
上海のお姉さん優しい。
少ししてお姉さんが迎えに来てくれて、バスの乗り場まで案内してくれたが、そこに待っていたのはバスではなく、普通のミニバンタイプの乗用車。
しかも案内されたのは私ともう一人中国人?のおじさんの二人。
お姉さんがおじさんをリアシートに、私を助手席に案内してくれて、ミニバンの運転手さんに何か言ってそのまま出発した。これから2時間で目指す浦東国際空港に着くのかはもう不明だが、任せるしかない。
10分くらい走ったかと思ったら、車が路肩に止まった。
何事かと思っていたら、前に止まったマイクロバスから別のおじさんが出てきて、ミニバンの運転手さんと交代した。
どういうわけかさっぱりわからない。その間リアシートのおじさんはうんともすんとも言わず、押し黙ったまま。
高速道路をぶっ飛ばして1時間ほどで浦東国際空港に到着。
空港で今度は台湾ドルを中国元に両替。
また手数料。だが仕方ない。
ネットを開いてレートを確認しようにも、スマホの電源が切れていて(本来ならば充分電池が持つ日数なので、あえて充電器を持ってこなかったのだが、何か設定を間違っていたらしく、ずっと通信を続けてしまって電池切れになっていて、ウンともすんとも言わなくなっている。)、空港の無料WiFiも使えないので通信手段が全くない。
まあ、ひと昔前まではこれが普通だったわけだから、無いならないなりの過ごし方を考えようと、今日までの日記をまとめることにした。
2時間少し後には、また機内食にはありつけるのだが、せっかくだから上海ならではの食べ物を何か…と思い、いろいろ空港内の店を見てみたが、わざわざ店に入って食べてみるのにはちょっと高すぎると思い、ファミマでお弁当と水を買って温めてもらってベンチで食べることにした。
ファミマのレジのお姉さんは、私のお弁当を温めてくれたのは良いが、次に並んだおじさんにも「温めますか?」的なことを聞いていて、おじさんも「うん、温めて。」と言ったらしく、手巻き寿司っぽいものを熱々に温めていたのでギョッとした。
お弁当はご飯に3種類のおかず(豚肉のとろみ餡掛け、キクラゲとメンマと青梗菜の炒め物、卵のそぼろ)を載せたもので、13.5元。
ちなみに一番安い水が3元。たぶんこれが100円くらいなのだろう。
するとこのお弁当は450円くらいか。普通だ。
充分美味しかったが、後で気付いたのは、普段日本では極力中国産の食べ物を避けているのに、思い切り中国産(たぶん)、しかもコンビニ弁当をうっかり食べてしまったということ。
そう言えば、空気がものすごく悪いと聞いていた中国国内に今いるわけだが、市内を車で通過するときも特に気になることはなかった。
季節によるのだろうか?
お弁当を食べて、これまでの出来事を思い出しながら日記を書いているうちに、だんだん夕方の日差しに変わってきて、出発まであと1時間少しになった。
今回はこんなアクシデントの結果ではあったが、飛行機に乗るとき、早めにチェックインするといいことがある(のかもしれない)ことを発見した。
帰国便の台北で2時間半前、上海で3時間前にチェクインした。どっちも通路側をリクエストしたら、上海行き便では真ん中の列の通路側だったのでちょっとだけがっかりしたら、四人がけの列の真ん中2人分が空席の列だった。
おかげで2席をゆったり使えた。
結構な混み具合の便で、見る限りそこ以外の空席は無い感じだった。
次の福岡行き便では非常口の前の席にしてくれたので、足元がゆったり。
しかも窓側3席並びの列通路側の私一人であとは空席。
この便はまあまあ空席があったけれど、それでも前後の席は3人がけに3人座っていた。(単に3人連れだったからかも。)
ギリギリ行くより精神衛生上もいいし、次からもなるべく早くチェックインすることにしようと思った。
ほうほうの体で何とか福岡到着。
台北と言ったら、お約束の「鼎泰豊」
「鼎泰豊」にて。一心不乱に小籠包を作るお兄さんたち。ここで働くことができるののはとても幸運なことと聞く。(給与が高くて好待遇らしい)
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