おばちゃんひとり旅ブログ

協調性ゼロの 営業ウーマンが、週末+αで日本とアジアのごくごく限られた場所をしつこく訪問。
ケチケチ旅行の極意を学び、なんでもない風景の中から「なんだコリャ!」とオドロくものを見つける小さな旅の連続を書き綴ってみました。

2016年の始まりは台北から。⑤

地下鉄に戻って次は猫空に向かった。

動物園駅で降りて、徒歩5分。ロープウェイ動物園駅から20分ほどで目指す猫空に着く。

ロープウェイ動物園駅へ続く道。

ロープウェイからの眺め。


ここから徒歩10分ほどの「美花茶園」が次の目的地。

「美花茶園」に向かう道。

途中、前回の4月にここに来た時に見つけて「鳥おじさんの家」と私が勝手に名付けた家を見つけた。


たぶん普通のお茶農家なのだと思うが、とにかく夢のように鳥がたくさんいる。

鶏、クジャク、ガチョウ、鳩、ホロホロ鳥‥

昔、実家で父が鶏をたくさん飼っていた時は、鶏なんて大嫌いだ、つつくし、臭いしと思っていたが、父が亡くなって自分で鶏の世話をするようになってからその可愛らしさに初めて気付き、そうなると鶏独特の体臭まで愛しく思えるようになってしまっていた。

今はマンション暮らしなので鶏を買うなんて夢のまた夢だが、ここのおじさん(勝手におじさんときめつけているが)は鳥が本当に好きなんだろうなぁと思った。

鳥おじさんの家から数分で、目指す「美花茶園」に着く。

中の様子。

中からロープウェイがよく見える。


金萱茶は最初の1煎目〜2煎目くらいまでは強めの香を楽しむお茶かなぁという感じだったが、そのあとは色がだんだん濃くなり、味もしっかりしてきて、食事やお菓子と合わせても良い感じになってきた。

お茶だけで何と200TWDだったが、余った茶葉はもちかえりOKなので、そう考えるとそう高くもない。

お茶を楽しむ。


ちょうどお昼時なので、昼食とお茶の両方を頼んだ。

お茶を使った料理がいろいろできるとのことだったので、豆腐のお茶あんかけと「金萱茶」を頼んでみた。

絹ごし豆腐を軽く油で焼いて、ゆるいあんかけにしてある。あんの中には人参、コーンとお茶の葉が入っている。


お茶と食事の後はお茶のテイスティングをさせてもらった。鉄観音、阿里山烏龍茶、東方美人茶、緑茶と味見して、阿里山烏龍茶と緑茶にした。どちらも150グラム500TWD。特に今回気に入ったのが緑茶。

緑茶はやっぱり日本茶が1番でしょうと思いつつテイスティングしたら、日本茶とはまた違う、爽やかでなおかつ力強い芳香にノックアウトされてしまった。

外で犬たちがじゃれ合う。

テイスティングさせてもらったお茶。


このお茶はどれも、ここの農園で作られているそうだった。茶摘みから火入れ、熟成、選別までの過程を写真で見せてもらった。

写真に出てくる男の人がここのご主人らしく、テイスティングをさせてくれた奥さんが写真のご主人を指差して「これがあなたです。」と言って説明してくれた。

日本語の使い方としては間違っているなぁと思ったけれど、言いたいことはよく伝わった。

茶摘みからお茶が出来上がるまでの工程。