おばちゃんひとり旅ブログ

協調性ゼロの 営業ウーマンが、週末+αで日本とアジアのごくごく限られた場所をしつこく訪問。
ケチケチ旅行の極意を学び、なんでもない風景の中から「なんだコリャ!」とオドロくものを見つける小さな旅の連続を書き綴ってみました。

2016年の始まりは台北から⑥

お茶の後は猫空をあとにして、またロープウェイで下り、途中の動物園南駅で降りた。今日の最終目的地「台北動物園」に行くためだ。

ここにも何度か来ているが、いつも時間が足りなくなり、台湾の動物エリアとかわうそがゆっくり見られたためしがないので、今回こそは!と思って再訪した。

おおよそ2時間半しかないため、大急ぎで見て回って目指すエリアへ向かうことにした。

鳥のエリアではクジャクが出迎えてくれた。

鳥エリアの人間出入り口。鳥が出ないように鎖のカーテンつき。

かっこいいアフリカ象。

カバがたくさん。水に入っているのもいて、全部で8頭。

ヒトコブラクダ、フタコブラクダ。

パンダもいる。

結構活発に動き回っている。

室内展示もある。待ち時間はゼロらしい。

誰かがふざけて大声を出しているのかと思うような声で吠えているサル。

柴犬くらいの小さな鹿、「キョン」。

ヨーロッパカワウソ。


前にこのエリアに来たのは子どもも一緒で約11年前。その時は台湾に住む動物たち、特にいろんな種類の地味な鹿が見られたように思ったが、今回はキョンと梅花鹿しか見つけらなかった。

キョンは亡くなった父が愛した小型の鹿で、地元の福岡市動物園に行くと毎回「お父さんはキョンが好きなんだよ。できれば家で飼いたいくらいだ。」という意味のことを聞かされていた。福岡市動物園のキョンのエリアはかなり広く、アップダウンや茂みがあって、ただでさえ小さくて地味なキョンはなかなか見つけるのが難しかったが、そのなかなか見つからないキョンを探すのがいつも楽しかったのを覚えている。

2016年の始まりは台北から。⑤

地下鉄に戻って次は猫空に向かった。

動物園駅で降りて、徒歩5分。ロープウェイ動物園駅から20分ほどで目指す猫空に着く。

ロープウェイ動物園駅へ続く道。

ロープウェイからの眺め。


ここから徒歩10分ほどの「美花茶園」が次の目的地。

「美花茶園」に向かう道。

途中、前回の4月にここに来た時に見つけて「鳥おじさんの家」と私が勝手に名付けた家を見つけた。


たぶん普通のお茶農家なのだと思うが、とにかく夢のように鳥がたくさんいる。

鶏、クジャク、ガチョウ、鳩、ホロホロ鳥‥

昔、実家で父が鶏をたくさん飼っていた時は、鶏なんて大嫌いだ、つつくし、臭いしと思っていたが、父が亡くなって自分で鶏の世話をするようになってからその可愛らしさに初めて気付き、そうなると鶏独特の体臭まで愛しく思えるようになってしまっていた。

今はマンション暮らしなので鶏を買うなんて夢のまた夢だが、ここのおじさん(勝手におじさんときめつけているが)は鳥が本当に好きなんだろうなぁと思った。

鳥おじさんの家から数分で、目指す「美花茶園」に着く。

中の様子。

中からロープウェイがよく見える。


金萱茶は最初の1煎目〜2煎目くらいまでは強めの香を楽しむお茶かなぁという感じだったが、そのあとは色がだんだん濃くなり、味もしっかりしてきて、食事やお菓子と合わせても良い感じになってきた。

お茶だけで何と200TWDだったが、余った茶葉はもちかえりOKなので、そう考えるとそう高くもない。

お茶を楽しむ。


ちょうどお昼時なので、昼食とお茶の両方を頼んだ。

お茶を使った料理がいろいろできるとのことだったので、豆腐のお茶あんかけと「金萱茶」を頼んでみた。

絹ごし豆腐を軽く油で焼いて、ゆるいあんかけにしてある。あんの中には人参、コーンとお茶の葉が入っている。


お茶と食事の後はお茶のテイスティングをさせてもらった。鉄観音、阿里山烏龍茶、東方美人茶、緑茶と味見して、阿里山烏龍茶と緑茶にした。どちらも150グラム500TWD。特に今回気に入ったのが緑茶。

緑茶はやっぱり日本茶が1番でしょうと思いつつテイスティングしたら、日本茶とはまた違う、爽やかでなおかつ力強い芳香にノックアウトされてしまった。

外で犬たちがじゃれ合う。

テイスティングさせてもらったお茶。


このお茶はどれも、ここの農園で作られているそうだった。茶摘みから火入れ、熟成、選別までの過程を写真で見せてもらった。

写真に出てくる男の人がここのご主人らしく、テイスティングをさせてくれた奥さんが写真のご主人を指差して「これがあなたです。」と言って説明してくれた。

日本語の使い方としては間違っているなぁと思ったけれど、言いたいことはよく伝わった。

茶摘みからお茶が出来上がるまでの工程。

2016年の始まりは台北から。④

2日目。13時間寝たらさすがに疲れが取れた。

朝ごはんもホテルのそばで済ませることにしてとりあえず外出。

ホテル近くの様子


昨日の夕方には空いていなかったサンドイッチスタンドが、徒歩1分以内に3軒もあるのにびっくり。

トマトやきゅうり、薄焼き卵やツナを挟んだサンドイッチが15〜25TWD

や、安い。

結局選んだのは大鍋で湯気を立てている野菜スープ。たっぷりのキャベツとごろごろに切って下味のついた豚肉がたっぷり入って45TWD

あっさり塩味を前半楽しみ、後半は豆板醤を入れて食べた。

スープ屋さん。

そのあとやっぱりサンドイッチが気になり、ひとつ買ってホテルに戻り、地下のラウンジで温かいジャスミンティーを淹れて食べた。

20TWD。

パン4枚に3種類の具が挟んであるので、全部まとめて一気に食べるしかなかったが、パンはふわふわで、具もたっぷり、さっき作ったばかりという感じでおいしい。

具はきゅうり、ツナ、薄焼き卵、ハム。

サンドイッチ。


支度をして、今日の行動を開始。

最初は地下鉄でひと駅の龍山寺へ。

正面入口。


去年の年末年始と、4月にも訪問したが、賑やかで雰囲気の良いお寺なのでまた行くことにする。

この短期間にすでに3、4回も行ったこともあって、さすがに迷わずたどり着く。

ところが、これまでと雰囲気が全く違う。

お寺に集う人の種類が違うのだ。

あれっ?

なんか違う?

供物台

線香立て。

石造りの柱に彫刻の龍が巻きついている。

すごい迫力。


これまでは地元の人でごった返していたのだが、今回は観光客(自分もまさにそうなのだが)で一杯だった。

何で??と考えて見て思い当たったのは、時間だった。

前の2回は龍山寺近くのホテルに泊まっていたため、地元の人たちがお参りに集う早朝の訪問となっていたと思われる。

明日と明後日も来る予定にしているので、次はうんと早起きして来てみようと思った。

人がとにかく多い。

みどりのオウムを連れたおじさん。


特に赤い糸伝説の月下老人の前は、若い女性や、ガイドさんに連れられた観光客の団体でごった返していた。

月下老人。人が多くて近寄れない。