おばちゃんひとり旅ブログ

協調性ゼロの 営業ウーマンが、週末+αで日本とアジアのごくごく限られた場所をしつこく訪問。
ケチケチ旅行の極意を学び、なんでもない風景の中から「なんだコリャ!」とオドロくものを見つける小さな旅の連続を書き綴ってみました。

2015.7 別府アートマンス②

今回泊まったゲストハウスは何だか家庭的というか、昭和そのままというか、親戚のおばちゃんのうち的というか…この宿泊施設的でないゆる〜い感は何故?と思っていたが、いろんなものに「どう見ても手作りのカバー」がかかっているせいかな?と思い当たった。

ティッシュケースにレース満載のカバー、トイレットペーパーホルダーにもレースのカバー、ドアノブにもカバー。(これは外廊下に面したドアノブにも同じものあり)

加えて、こちらもゲストハウスのおばちゃんの手作りであろう、着物のハギレで作ったような手まりの民芸調モビール(!)や、欲しい人は持っていっていいのよオーラ全開の、同じく手まりや、千代紙で作ったしおりに挟まった爪楊枝がたくさん。

しかも、このイベント時にも関わらず、宿泊客はほとんどいない雰囲気。

私は3階の部屋に案内されたが、隣がドミトリーだったので、そこそこうるさいことは覚悟していたが、結局誰も泊まらなかったようで、しかもこの階の宿泊客はゼロだったっぽく、シーンとしすぎて逆にちょっと怖かった。


6畳の和室で値段も安く、トイレや洗面所もついているのに何で?と思うくらい人気がない感じだったが、朝を迎えてみればなんともなかったので、まあ良しと思った。


温泉は、徒歩30秒のところの細い細い路地裏に共同温泉があって超便利。

夕方と朝の2回入った。

そういえば、この電話も相当昭和チック


うーん、いまどきこのセンスはぐるっと一周して逆に新鮮。


便座カバーのニコニコマークも相当懐かしい。

2015.7 別府アートマンス①

今日からちょうど開幕の別府アートマンスに合わせたわけでがないが、また何となく週末で別府にむかう。


大分出身の同僚に教えてもらってはいたものの、こんな大がかりなイベントになっているとはつゆ知らず…

行きのソニック指定席は満席。博多発の時点ではそうでもなかったけれど、なぜか小倉から大勢の人がドッと乗り込んできた。

そしてまた何となく別府駅に着いてみると、なんだかこれまでとは比べ物にならないくらい人が多い。

イベント感満載だ。


北高架下商店街に行ってみると、前回から約2ヶ月ぶりだが商店街のお店の何軒かが入れ替わっていた。

そしていろんなお店のいろんなところに、こそっとフェルト製の動物たちが鎮座している。

ウオンバット、タスマニアンデビル、コアラ、白ヤギ。

そして、天井のあちこちからいたずらっぽく顔を出すコツメカワウソたち。

カワウソ好きの私は思わず心を奪われ、なんとかこの中の1匹を家に連れて帰ることはできないかと思いつつも、いったいどこで売っているのかもわからず商店街をウロウロした。

出口近くのレコード屋さんの前で、カワウソの写真を持って誰かと話している女の人を見つけたので、ちょっと話しかけてみることにした。

すると、「ああ、私が作っているんです。」と、あっさり。

東京のフェルト作家のかたで、ひじかたうららさんというらしい。

カワウソたちも含めた動物たちは、今回のイベント用に連れてきた、全て手作りの一点もの。

値段もバラバラとのこと。


ひじかたうららさんが私がかぶっていたインディジョーンズふう帽子を見て、「私もおんなじ帽子を持っています。」と言われたので、「私、橋の上から川を覗き込むのが好きなのでこの帽子を買ったんですよ。万が一風が吹いて川に帽子が落ちても、ちゃんと浮くようになっているんですよ!」と思わず力説してしまったが、そこはぽか〜んというリアクションが返ってきて、ああまた変なことを言ってしまった…とちょっと後悔。

天井のカワウソをじっくり見るための双眼鏡を貸してもらい、どの子を連れて帰るかじっくり検討し、決定。9/下旬の会期終了後にメンテして家に送ってもらうこととなった。


ひじかたうららさんfacebook ※カワウソ情報あり

https://www.facebook.com/ura8.info?pnref=story

2015.7 人生初の奈良④

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村


先週まで2週連続のブラタモリ奈良特集を見て、ついつい街中のメジャーどころをひと通り見ようと計画していたが、朝起きてゲストハウスのお兄さんと話していたら、「お寺が好きなら、ちょっと郊外に足を延ばしてみたら、桜井や橿原の方にもいいお寺がたくさんありますよ」と教えてもらったので、予定を変更して朝からちょっと遠出してみることにした。


そう言えば今回関西に行くにあたり、まずは京都と思ったのだけど、結局、超メジャーな京都よりも奈良にしようと思ったのは、高校生の頃から行ってみたかった興福寺があるのに加えて、建物や道に古代の佇まいがそのまま残っていそうだからだったと思い出した。

人も京都よりも少なそうだし。

そして事前に色々調べていて驚いたのは、奈良は日本で一番宿泊施設が少ない県らしいこと。

メジャーな京都とセットになってしまうため、奈良は観光で立ち寄るだけの場所になっているらしい。

「だから、夜食事ができるようなところもすごく少ないです。」と、ゲストハウスのお兄さん談。

よって、初日の夕ごはんは駅ナカのスーパーでいろいろ買い込んで、キッチンで簡単に料理して、涼しい共有スペースで食べることにした。

半額で出ていた大ぶりの海老は半分をお刺身、残りはお酒を振りかけてさっとレンジでボイル。

枝豆は洗ってこちらもレンジでボイル。

寄せ豆腐はそのまま一緒についていた鰹だしをかけて。

芋焼酎もちょっと。

充分満足の夕ごはん。


となりの大きいテーブルには、30代くらいの外国人のご夫婦と小学生くらいの2人の男の子が、こちらもスーパーで買い込んできたふうの夕ごはん中。

会話はどうもフランス語。

男の子たちは私と目が会うたびニッと微笑む。


夕ご飯 何てことないけど ご馳走。





奈良と言えば「茶粥」という思い込みがあり、お兄さんに「この辺で茶粥が食べられるところはありますか?」と聞いたところ、ホテルの朝食に出るくらいでしょうか?とのこと。

お兄さんは実は奈良の人ではなく、茶粥も食べたことが無いらしい。

そこでネットでいろいろ調べた結果、ホテルの朝食バイキングにはほぼ定番でついているらしいとわかった。

ホテルといえば、ゲストハウスから徒歩1分のところにホテル日航奈良がある。

泊まるなんて夢にも思わないようなお高いところだけれど、念のために朝食バイキングを調べてみたら、案外評判がいい。茶粥ももちろんあるが、何より奈良の地元野菜をメニューにふんだんに取り入れてあるほか、柿の葉寿司や、興福寺直伝の粕汁など、奈良ならでは(!)のメニューもたくさんあるらしい。


そうだろうな、だって1,800円もするんだから。

朝ごはんに1800円なんて考えられないと1度は思ったが、でも、夕ごはんだったらそのくらい出すこともあるよなと思い直し、今日の夕ごはんもいろいろ買い込んでゲストハウスで食べるんだったら、 朝ごはんに少々贅沢してもいいんでないか…。

と、自分に甘々の結論を下し、早速行ってみた。


結果、すごく良かった。

奈良ならでは(!)の食べ物が全部ある感じ。もちろん茶粥も。

中でも感動したのは奈良漬の美味しさ。

シャクシャク感が半端ない。そして茶粥と合う合う。

今まで食べていた、あの茶色い漬物はなんだったんだろうと思うくらいのカルチャーショック。

そのほか、柿の葉寿司、豆乳スープ、興福寺直伝の粕汁など、奈良の味覚をいっぺんに味わえた。


そして2日目の夕ごはん。

昨日の半額海老があまりにも美味しかったので、連続買い。

トマトは明日香村で買ってきたもの。

後は厚揚げをネギと一緒にフライパンでさっと焼いてお醤油を回しかけて、ジュッと焦がしたもの、ハマチのおさしみはブロックを半額でゲット。

今日も美味しかったー。焼酎も染み渡ったわ。


気に入ったメニューは、延々毎日食べ続ける癖あり。