おばちゃんひとり旅ブログ

協調性ゼロの 営業ウーマンが、週末+αで日本とアジアのごくごく限られた場所をしつこく訪問。
ケチケチ旅行の極意を学び、なんでもない風景の中から「なんだコリャ!」とオドロくものを見つける小さな旅の連続を書き綴ってみました。

2016 真夏の台北①

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2016.7

初のLCC、V Airでの台北旅行。

円高、激安直行便、3連休もあってか、福岡からの便はほぼ満席。


桃園空港での入国審査が激混み。

ディズニーランドのアトラクション行列状態で、1時間もかかった。

何とか抜けて、Wi-Fiルーターを借り、両替を済ませ、やっと台北駅行き高速バスに乗る。

台北駅となりの西門町で地下鉄を降り、徒歩でゲストハウスに向かう。

前回正月に泊まった時に、駅からゲストハウスまでの目印を写真に撮っておいたものがすごく役立つ。人間の記憶はこんなに当てにならないものかと驚くほど道を覚えていないが、写真通りの建物に沿って歩くと何とかゲストハウスにたどり着けた。

夜なのでまた例のごとく迷うのではと心配していたが、半年前の自分に感謝。


ゲストハウスは今まで泊まった国内外のどこよりも抜群に設備が良い。

ベッドマットが分厚くて寝心地抜群。(厚みが20センチはある!)

ベッドまわりにカーテンが完備されている。(遮光、大きさも充分)

ベッドが作りつけでしっかりしている。

ダブルベッドも選べる。(1人で使ってもOK)

ベッドの上の段に上がる階段がしっかりしたホンモノの階段。(頼りないはしごしかないところも実は多い。)

ゲストハウスのベッド


しっかりした造りの階段



‥と、ここまで書いていてベッドのことばかり力説しているのに気がついたが、ゲストハウスでのプライベート空間はベッドの上だけ。

だからここの環境というのはものすごく重要だということは、一度でもゲストハウスに泊まったことがある人であれば分かるはず。

そのほか

設備が新しくてきれい。掃除が行き届いている。

広いラウンジがあり、好きにくつろげる。

ちょっと挙げてもこれだけあるが、これで値段は普通というのが驚き。


明日は早起きしてお寺に行く予定なので、お腹が空いていたがそのまま寝ることとする。

半年ぶりの別府

本当は寒い季節に行きたかったのに、イロイロやることが目白押しだったこともあり、結局春先の再訪となってしまった別府。

前日夜遅く(12時ちょっと前)に財布を会社に忘れてきてしまったことに気づいたため、9:21博多駅発の予約だったのにだいぶ早く自宅を出発して会社に立ち寄り、無事に財布を持ってソニックに乗車。

3連休の初日とあって、車内はそこそこ賑やか。

おまけに小倉から小学生とその家族を中心とした20人位の団体さんがテンション高く乗り込んできて、さらに賑やかさが増す。

どんな環境でも眠れるようにできているため、子供たちのキーキー声、お母さんたちの止まらないおしゃべり、赤ん坊の癇癪を起こした泣き叫び声を子守唄にぐっすり熟睡し、幸いなことに別府の直前ですっと目が覚め、無事目的地に到着。


別府に来たらまずはココと決めている、「北高架下商店街」にまず向かう。

半年ぶりに訪れてみると、だいぶお店が替わっている。

まずは初めて見るアンティーク雑貨と地元愛の詰まった感じの雑貨が並ぶお店に入ってみる。

天神あたりで買うと実は5,000円くらいもする、鳩胸のママさんがコーヒーをなみなみ注いで出しそうな感じのオールドアメリカンのマグカップが2,000円程度で並んでいて驚く‥が、マグカップが欲しいわけでも無いので見るだけにする。

その他にも明治時代くらいの和食器や、塗りのお皿、着物などが並んでいるのをひととおり見て、ふーんと思いつつ店を出ようとしたところで、陳列棚の下の方に目が釘付けになる。

小さな引き出しがたくさんついた、昔の漢方薬屋さんの薬箪笥があった。




小林きな子似の超フレンドリーなお店のお姉さんにお願いして、持って帰れそうか確かめるために棚から下ろしてもらい、持ち上げてみると、何とか持てないこともなさそうな重さ。

引き出しを開けてみると、ちゃんと手入れされている感じ。むしろ綺麗すぎて「アンティーク風に作られた新品?」という気がしたので聞いてみると、きちんと修理した古道具だとのことで安心。薬箪笥が欲しくてずっと気になっていたけれど、どこで見ても高いので「いつか余裕ができたときに手に入れたいものNo. 1」と思っていたところだったので、30秒で決断して買うことにした。

肝心の値段は、普段見ていたものの約10分の1程度。

それにしても予定外の出費のため、今回の旅行は急遽緊縮予算に切り替えることにした。

夕方取りに戻ることにして梱包を依頼し、商店街の中をさらに散策。

箪笥を買ったお店の斜め向かいの雑貨屋さんに何と無く入り、「もう何ひとつ買うもんか」と歯を食いしばっていろいろ見ていたら、陳列棚の1番下に古い塗りの盆膳を発見。

蒔絵で描かれた絵柄が何とコウモリ。

満月をバックに2匹楽しげに飛んでいる。しかも1枚800円。

瞬間、コウモリ好きの血がたぎった。

どのくらいコウモリ好きかというと、家の近くの川にかかる橋を夕方通りかかった時、スズメくらいの大きさのコウモリが数匹、水辺に来る虫を目当てに明らかに鳥とは違うせわしなさで羽をバタバタさせながら飛び回るのを目を細めて見る程度。


ああ‥別府やはり恐るべし。

どれだけ私を狂わせるのか。

「神様、今回の旅行でもう絶対に無駄遣いしませんからお許しくださいまし」と心の中で懺悔して(どんだけ意思が弱い奴なんや‥と神様はきっとお思いになったはず。)‥購入。

この時点で、先ほどの箪笥と併せての持ち帰りを断念し、送ってもらおうと思い始める。

薬箪笥のお店に戻り、盆膳も購入したことを話し、一緒に宅配便で送って欲しいと相談。

小林きな子さん(似のお姉さん)は、私が盆膳の話を持ち出した途端、「コウモリのでしょう!私も可愛いと思っていたんです!」と、他店の商品にもかかわらず把握していることにまたビックリ。そして、宅配便の件についてはコウモリの盆膳の店の方と話しましょうと自ら提案してくれた。


アンティークとの出会いは全て一期一会であると常に思っているので瞬間の決断をするようにしているが、こんなに短いスパンで二回も決断することになろうとは思っておらず、結構疲れた。


北高架下商店街を出たあとはいつもの貸切温泉(本来貸切ではないのだが、人気が無いようで結果いつも貸切)でくつろぎ、夕方配送代を払いに小林きな子さん(似のお姉さん)のお店に再度行ったあとは夕食の材料をマルミヤストアで買い込んで、予約済みのゲストハウスにチェックインし、早々に夕食にして初日を終了とし、早々と就寝。


すでに戦い済んで感の2日目は、ゆっくり起きて近くの温泉に浸かった後ゲストハウスをチェックアウト。

午前中いっぱいトキハデパート1階のスタバでのんびりして、ランチは定番の「とよ常」で天丼。

お昼時とぶつかり約1時間待ち。

帰り際、駅前高等温泉に入ったのち帰宅。

半年ぶりの別府終了。

薬箪笥とコウモリのお盆は、1週間後の土曜に到着予定。

2015年 奈良の冬⑥

美しい姿を見せる興福寺五重塔。


不思議な和洋折衷の教会。


興福寺の敷地内を通って門前町、東向商店街に行ってみる。商店街の中に珍しい和風建築の教会を見つけた。

今日はこれからここで子供たちによるクリスマスコンサートが開かれるらしく、10人くらいの小学生と幼稚園児たちが先生の指導のもと、最後の練習に余念がない。

後ろの方に座って練習風景を見ていたら、わが家の子どもが小学生の時に合唱隊で練習していた様子を思い出して、突然泣けてきた。

子どもは今も元気に宮崎で学生生活を送っているのだが、だいぶ昔の事になってしまった小学生の頃のぷっくり太ったその子が、家ではとんと見せないような真剣な顔で、合唱隊の顧問だった当時の担任の先生の指揮を見ながら、一生懸命に身を乗り出して歌う姿を見て、胸が熱くなったのを思い出したからだろうか?

にぎやかに飾り付けられたイルミネーション。

教会の建物を背に、商店街を見る。


1時間少し後に開かれるコンサートに参加させてもらうことにして、開始までの時間を、東向商店街をぶらぶらして過ごす。



もともと興福寺の境内に建っていたことから、和風建築の教会となっているらしい。


小さいながらもパイプオルガンがある。

この建物は英国国教会の直系で、ローマカトリック教会の流れをくむ プロテスタントの教会だそうだ。

教会併設の幼稚園があり、園児たちの合唱隊は、このコンサートのために結成されたとのこと。


1時間ほどのコンサートは、奈良県ピンクリボン運動の一環で、パイプオルガン演奏で始まった。


教会の内装も和風。

子どもたちが伸びやかに歌う。


活動趣旨の説明のあと、主催者1人の友人でドイツで長くソプラノ歌手として活躍された方によるドイツのクリスマスソング、小学生の合唱隊が歌う「アメージンググレイス」などと続いた。


旅行先で教会に行くのは長崎、長崎、釜山、そして奈良と、今年4回目となった。


ほとんどが偶然の出会いだったが、この出会いに心から感謝。